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    ミュージカル「オペラ・ド・マランドロ」総括その2

    さて、「オペラ・ド・マランドロ」総括(?)のパート2いきます。

    土台が「三文オペラ」だというのはもちろん事前に知っていたのだが、
    (以前にも書いたが)「ベガーズ・オペラ」の東宝版と、BBCドラマ版を観た程度で
    原作に対して深い理解があるわけではない。

    理解がないなりに、単純に「好き嫌い」だけで言うと、私は
    「ベガーズ」よりも「マランドロ」のほうが好みだ。

    理由は「どれだけスッキリ納得できたか」、たぶんこれに尽きる。

    大筋は同じだが、登場人物がかなり整理されていると思う。
    人数も減っているし、キャラクターもちょっと単純化されている。
    そもそも「ベガーズ」の登場人物の人物像は、一人ひとり深すぎて、
    3時間程度舞台を観ているだけでは、正直よくわからない。
    あとで色々フォローして「ああ、そうだったのか」と思わされた。

    もちろん、それはそれで意味がないわけではないんだろうが、
    個人的に、ステージエンターテインメントは「つかみ」があるものが良いと思っている。
    (舞台、漫才、音楽などすべてのジャンルにおいて)
    もちろん、「つかみ」だけではダメなんだが、まずはつかんでナンボだろうと思うのだ。
    つかんでおいて、ひっくり返す。これがキモだ。

    そういう意味で、「オペラ・ド・マランドロ」は、つかまれてはひっくり返されの連続だった。
    (ここからネタバレの嵐なので、これから観る方はご注意を。白い文字にしてあります)

    お、主人公(マックス)か、あ、彼女に子供ができちゃったのね?ふむふむ。
    結婚するなんて言ってるけど、その場しのぎだろ~な~(お金もらってるしな~)
    ほら、やっぱり、(お金目当てで?)ルーと結婚してるらしいじゃん!
    ルーって世間知らずのお嬢さんっぽいけど大丈夫かな・・・?
    タイガーにべたべたされて、マジで嫌がってるぽいし(笑)
    ふーん、タイガーって、子持ちなんだー。嫁さんに逃げられたのかなー?
    絶対浮気が原因だな、でも娘にはベタベタなんだな~。
    マックスとは餓鬼の頃からマブなんだな。ほほえましいな、男の友情。
    それにマックスと部下たちもほほえましいぞ。うんうん。
    え?何?ルーってば、マックスがいないところじゃ、部下にスケベなこと言われても負けてないわ
    あげくのはてに部下たちを首にしちゃうわ・・・
    部下たち!マックスについてくんじゃなかったのか?
    ジェニは誰の味方なんだ?マックスの部下じゃないの?実はタイガーに懸想してるんじゃ?
    ルーちゃん、「死刑になる前に間に合って良かった♪」って!彼の全部を愛してるんじゃないのか?
    ほんとに「メリー・ウィドウ」になりたいんか!(笑) 実は一番ワルなのはルーちゃんか!?
    んでもって、マブダチのタイガーって、おい、結局マックス殺しちゃってるし!
    そんなことしたってナチスは戻らないぞぉ!おいおい!
    ・・・・劇中であんなに蔑んでたと思ったら、自分がいつも言われてるからなんかい、オカマさん!(爆)

    登場人物が理解できない!とブログ等で書いている方を見かけた。
    だいたいまず、マックスがもてるのがわからないとか。
    まぁまずそういうことを書いている方は、年齢(リアルもしくは精神の)が若そうだ(苦笑)
    私なんかからしたら、「男はああでないと」くらいなもんだ。
    別に「浮気」じゃないんだよね、たぶん。両方好きなんだよ、ほんとに。「違う好き」なんだよね。
    その気持ちに正直なだけ。男が女好き、これって基本でしょ。
    危ない橋渡って大金を儲けるような仕事してたら(犯罪者に限らず)、女で気分転換したいのは当然だ。
    だから、「たらし」でいいのだ。
    だから、女は「女でいる」ことを(その人なりの方法で)がんばればいいのだ。
    この感じ、ブラジルが舞台なほうがスッキリはまっている。
    自然にそんなふうに存在していていい世界が、ラテンだと、私は勝手に思っている。
    だが、それは古きよきラテン世界だったのかも知れない・・・。
    新しい時代の少女ルーは、旧政府の崩壊とシンクロして、古きよきラテン世界をぶち壊す。
    世 界 が 壊 れ た ・ ・ ・ !
    あの、マックスの台詞「・・・怖い・・・。」にガクガクブルブル。

    と呆けたところで、あの「はぁ~い、今回のお芝居、脚本どおりにできませんでしたぁ!」なエンディング。
    なんだかサンバで誤魔化されたみたいという意見もあるが、このカオス感がイイ!
    これくらいカオスなのが、イイ!
    フィナーレが、ちょっと宝塚風味なのが、さすが、元宝塚の演出家だ。
    ここでカオスが昇華する感じが、私にはものすごく気持ちよかった。

    そして、この舞台を破綻させる役者がいなかったっていうのが、ほんとうにすごいことだと思った。

    多分、まだ書くな、こりゃ。
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    2009/08/06 | 13:47
    舞台・観劇コメント:0トラックバック:0
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